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理系社会人がゼロから「心理学検定1級」を取得した話

去年の秋に取得した心理学検定の話を書いてみました。大学は理系で仕事もデータ職の理系社会人が、2019年7月から学習を開始し、8月に試験を受け、9月に合格通知が届き、心理学検定1級を取得できました。

心理学検定にチャレンジしてみたい人の参考になればと、ゼロから学んだことをまとめました。

心理学とは

心理学は行動の科学です。行動から人格、知能といった心の一面を導きだします。人の行動を見て「几帳面」「ほのぼの」「せっかち」といった人柄を推測することがあるのではないでしょうか。

心理学は大きく基礎心理学と応用心理学に分けられます。基礎心理学は心の機能を、感覚、知覚、記憶、思考などに分けて、それぞれの機能を扱う心理学です。

個人の機能を基礎として、それを土台に応用心理学が成り立ちます。応用心理学は、「現代社会」とかかわる分野、「適応からの逸脱」にかかわる分野、「適応の増進」にかかわる分野に分けられます。

乳幼児期から老年期までの加齢に伴う発達的変化を扱う発達心理学もあります。

心理学検定を受けたきっかけ

人材サービスのデータアナリスト職に転職し、転職サービスに関わっていたことをきっかけに、考え行動していたら「心理学検定」を受けていました。

  1. 転職サービスをユーザーに寄り添ったものにしたい(2019年1月)
  2. チャットボット×コーチングで実現できる?コーチングに興味を持つ
  3. 実践の場としてOB訪問(社会人側)をはじめる(2019年1月)
  4. 就活に前向きになってもらうことがうれしい
  5. プロコーチになろう
  6. コーチング・トレーニングプログラムを受ける(2019年4月、7月)
  7. コーチングってそもそもどんな理論から成り立っっているのだろう?
  8. 理論の中でも人間性心理学からポジティブ心理学に興味を持つ
  9. ポジティブ心理学からそもそも心理学ってどういう学問なのだろう?
  10. 心理学検定を受けてみよう、学習開始(2019年7月)
  11. 心理学検定を受ける(2019年8月)

心理学検定とは

心理学検定は、誰でも受験可能で、大学卒業レベルの心理学的知識・能力を測定する試験です。より高度な心理学の資格を取得するための基礎的な知識を身につけることが意図されているようです。

試験内容は、A領域5科目、B領域5科目に分かれています。A領域が基礎、B領域が応用の位置付けです。

5年間で、全10科目のうち何科目合格できたかという累積で級が認定されます。

  • 特1級:10科目すべて
  • 心理学検定1級:A領域の4科目を含む合計6科目
  • 心理学検定2級:A領域の2科目を含む合計3科目

その他、検定概要は以下の通りです。

  • 4肢選択問題、各科目20問
  • 試験時間は、1科目あたり20分(6科目受験の場合は2時間で時間配分は自由)
  • 受検科目数は、3科目、6科目、8科目の3段階(申込み時に選択)
  • 各科目の合否判定の目安は、約6割の正答率
  • 受検料は、3科目6,480円、6科目8,640円、8科目10,800円

詳細は下記を参照ください。

参考 心理学検定一般社団法人 日本心理学諸学会連合 心理学検定局

心理学検定結果の考察

試験結果は、約1ヶ月後の9月末に郵送で届きました。合格証と一緒に各科目の偏差値が記載されている検定結果のペライチが同封されていました。各科目の偏差値です。

  • 原理・研究法・歴史: 49
  • 学習・認知・知覚:73
  • 発達・教育:59
  • 社会・感情・性格:57
  • 臨床・障害:57
  • 統計・測定・評価:65

「原理・研究法・歴史」が偏差値50いっていないけれど、合格していてよかったです。特にこの科目は勉強していて、学者名と理論名を覚えるのがつらかったので、その部分がきっと正答率がわるかった気がします。

逆に、「統計・測定・評価」が偏差値65と相対的に高くて、本職に近いので安心しました。この科目を超えて、「学習・認知・知覚」が偏差値73でびっくりしました。情報科学に近い分野で、機械学習などの人工知能に関わりが深いと感じ、面白かったからだと思います。

心理学検定学習

心理学検定計画:Plan

背景・コーチングを学ぶ過程でポジティブ心理学に興味をもつ
・人材サービス事業で働く目的のため人の本質を知りたい
目的人の本質に近づき、コーチングや仕事に生かす
(iPadで電子ノートをつくり、ブログにまとめる勉強法を実験)
ゴール・第12回心理学検定 (2019/8/18実施)6科目合格
・心理学検定プロジェクトのブログ記事完成
期間1ヶ月 (2019年7月18日〜8月18日)

試験合格のゴールだけだと虚しくモチベーションが続かないので、ゴールした結果どうなるか目的を設定しました。勉強開始の時期に、iPad Proを購入し、もっと使いこなしたいと思っていたので、試しに「試験勉強×ブログ×iPad」の勉強法が有効か検証することも裏目的に設定しました。

心理学検定学習:Do

まず、はじめに心理学について全般を知りたかったので、「マンガでやさしくわかるシリーズ」を読みました。

ストーリーで全体像を気軽に学べ、心理学を応用するイメージが膨らみました。心理学は文系科目と思っていましたが、行動の科学で文理両面からアプローチする学問だと思い、心理的ハードルも下がりました。

次に、公式テキストの基本キーワードを学びはじめました。

各章の要点をiPadで電子ノートにまとめてみました。一例です。

はじめは楽しかったのですが、だんだん書くことが目的化していったのと、時間がかかり効率がわるいので、プロジェクトの裏目的は失敗に終わりました。

正直、公式テキストおもしろくない(特に第1章 原理・研究法・歴史が知らない人の名前と理論ばかりで断念しそうでした)ので、ビジュアル豊富な参考書を大型書店で厳選し購入し、公式テキストの補助資料として使いました。

最後に、試験前1週間で心理学検定公式問題集をやりました。出題例と模擬問題が収録されています。

心理学検定振り返り:Check

プロジェクトの6科目合格というゴールは達成できました。ただ、目的の人の本質に近づけたかは多少ぐらいです。心理学検定が基礎の位置付けなので、プロジェクトの目的を達成するためには、今回学んだ理論を生かし、実践を積み重ねる必要があります。

プロジェクトの裏目的の「試験勉強×ブログ×iPad」勉強法は、試験合格というゴールに対しては非効率で有効ではなかったです。ただ、iPadの電子ノートでまとめるスキルが上がり、仕事のメモや日記も手書きしていたものはiPadを使うようになり、ペーパーレスを実現できたのはプラスでした。

心理学検定をもう一度受験するなら:Action

ゼロから試験合格というゴール設定のみで、もう一度受験するなら最適な方法は何か、振り返りから考えてみました。

心理学の全体像把握

「マンガでやさしくわかる心理学」を読んで、心理学へのハードルを下げる

試験問題把握

「公式問題集」出題例をやってみて、ゴールを知り現状とのギャップを認識する

ビジュアルから学ぶ

「徹底図解心理学」を読み、学問としての心理学をイメージしていく

基本キーワードを学ぶ

「公式テキスト基本キーワード」で用語を覚えていく

模擬試験

「公式問題集」模擬試験で最終対策をする

さいごに

今回、心理学を学んだことで直接的に役に立っている訳ではないですが、「人」に関わる本や情報に触れるときに、行動の背景にある心理は何だろうと心理学の基礎知識も活かして考えるようになりました。

人間、昔から根本的には変わらなくて、今問題に思っていることはたいてい昔の人も考え理論化しているので、現在の課題を効率よく解決するために理論を学ぶ意味があると思います。

心理学検定をとっても、相手の心理がわかるようになる訳ではないですが、応用できる範囲は広いと感じているので、チャレンジしてみるのはいかがでしょうか。