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Will・Can・Mustと仕事満足度の関係を品質論から考えてみた

前回の記事で、Will・Can・Mustから仕事選びの変遷を整理しました。

転職でWill・Can・Mustを調整する

転職でWill・Can・Mustを調整することで、仕事満足度は上がったのか?Will・Can・Mustと仕事の満足度の関係を、品質管理の理論から考察します!

ポイント
  • Willは魅力的品質、Canは一元的品質(性能品質)、Mustは当たり前品質(基本品質)
  • MustやCanを満たすことで仕事の不満がなくなり、WillやCanを満たすことで仕事の満足度が上がる
  • 労働者側にとってやりがいある仕事は、魅力的品質・一元的品質・当たり前品質を満たした品質の高い仕事

Will・Can・Mustとは

Will・Can・Mustは「やりたいこと、できること、やらなければならないこと」からキャリアを考えるフレームワークです。3つの輪が重なった部分がやりがいある仕事です。Mustは、生きるための給与・待遇(外的条件)、譲れない価値観(内的条件)、社会的要請(思い込み)であると考えます。

詳しくは前回の記事を参照ください。

転職でWill・Can・Mustを調整する

品質管理の理論:狩野モデル

狩野モデル(かのうモデル)は、顧客満足度に影響を与える製品やサービスの品質要素を分類し、それぞれの特徴を記述したモデルです。品質要素には「魅力的品質」「一元的品質」「当たり前品質」などがあります。

  • 魅力的品質:充足されていれば満足を引き起こすが、不充足であっても仕方ないと受け取られる品質要素
  • 一元的品質(性能品質):充足されていれば満足を引き起こし、不充足であれば不満を引き起こす品質要素
  • 当たり前品質(基本品質):充足されていても当たり前と受け取られるが、不充足であれば不満を引き起こす品質要素

Will魅力的品質に対応すると考えます。やりたいことができれば仕事の満足度は上がりますが、なくても仕方ないと諦められる傾向があるからです。

Can一元的品質(性能品質)に対応すると考えます。できることが増えれば仕事の満足度が上がり、仕事ができないと無力感で不満につながるからです。

Must当たり前品質(基本品質)に対応すると考えます。条件が満たされれば不満は無くなりますが、満たされないと不満に感じるからです。

仕事の品質

「仕事の品質」という考え方は、労働者側だけでなく企業側にとっても有益な視点かもしれません。一例として、それぞれの品質を下記のように考えてみました。

  • 魅力的品質:ミッション・ビジョン・バリュー
  • 一元的品質(性能品質):職種やスキルの求めるレベル
  • 当たり前品質(基本品質):年収・待遇・福利厚生などの労働条件

Will・Can・Mustの3つの輪が重なった労働者側にとってやりがいある仕事は、魅力的品質・一元的品質・当たり前品質を満たした品質の高い仕事です。

人それぞれの基準ですが、魅力品質はあるけれど当たり前品質が満たされない仕事(やりがい搾取)や、当たり前品質は充足されるけれど魅力品質はない仕事(こなし仕事)などがあると思います。

さいごに

Will・Can・Mustを、品質管理の理論から「仕事の品質」について考察しました。

やりたいこと(Will)重視で仕事選びをすることで、仕事の満足度を高められるものの、仕事を長く続けるためには、まずは当たり前品質(Must)を満たすことを考えるのもありだと思います。